スキル使用の仕組みーだれがこのシステムを作ったか。

 まずこのゲームの様な世界を作り上げたのは、この世界最初の精神生命体である妖精であるが、なざ妖精がこのような世界を創ろうと思ったのか、それは管理者である元人間が生成した魔素(セキヒ)の影響を受けたからである。

 魔素とは思考によって生成されるものである。だからその素となった思考の情報を持っている。

 そして、日本人だった管理者の思考を汲み取った幼き精神を持つ妖精たちは面白がって、ゲームの中の様な世界を創り出したのである。

 そして、そんな世界を見て楽しむ為に妖精たちは今もなおこの世界に干渉を干渉を続けていた。

 時に慈悲深く、時に傲慢に、時に悪意なき害意をもって。


 さて、そんな世界にあるメニューウィンドウ、メニウ教に置いて内なる神と呼ばれているこの力は、スキルの仕様をするためにスキルを発動するためのアシスト機能などが備わっている。

 熟練度が高くなれば、このシステムを介さなくてもスキルを行使できるようになるのだが(所謂システム外スキル)、そこまでの技量を得るのは生中な努力では難しく。これを行えるものはサピエ王国内ではかなりの実力者となる。

 またこのスキル使用に必要な各種アシストなのだが、スキルを使用する本人にその情報はインストールされていない。

 なので、外部との情報のやり取りを魔素(セキヒ)を介して行っている。

 この為一部の魔素濃度が極端に低い地域ではメニューウィンドウはおろか、ありとあらゆるシステムの恩恵を受けられない。

 これによって魔素の無い地域では弱体化が起こる訳である。

 なので、システムに頼り切った強さを持たものは、プレイヤーの森の様な魔素濃度が低い場所ではただの人間になる。


 それと、モンスターが赤紫色の霧状になってドロップアイテムを落とすのもシステムで管理している為、プレイヤーの森での狩りは現地人にとってかなり難しいと言えるだろう。

 特にスキル至上主義のメニウ教を国教と抱えているサピエ王国では、解体の技術もスキル頼りだからまともに素材の回収を出来るものも限られてくる。

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