メニウ教

 サピエ王国の国教。

 サピエ教の教義の根幹にあるのは、プレイヤーに齎されたスキルが絶対である事。

 故にサピエ王国では、スキルを習得することを優先で行う。

 なので、スキルになっていない技術に関しては非常に厳しい意見が出ることもしばしば。


 メニウ教の名前の由来。

 スキルの習得や使用時に浮かみあがる、メニューウィンドウから命名された。

 そしてこのメニューウィンドウがメニウ教の信仰対象「神」である。


プレイヤーとは内なる神メニューウィンドウからスキルを掬う存在である。


スキルは神から授かる恩寵であり、神の力の一部であると考えられている。

 

 メニウ教とは自身の内に宿る神の力に感謝、崇拝を行う宗教である。


 メニウ教にとってノンプレイヤーとは須らく神(メニュー)の恩寵を授けられている存在であるという解釈から、入信する為に洗礼などの試練は一切ない。というか、彼らメニウ教徒にとってすれば、全てのノンプレイヤーはメニウ教徒であるというのが当たり前という考えになっている。(無光派もここは同様)


 メニウ教に於いてプレイヤーという存在は、神(メニューウィンドウ)から力を授かり、民に分け与える存在であるとされている。

 神の御業を現世に卸す尊い存在として崇めている。(キリスト教のイエス・キリストのような感じ?)


 サピエ王国ではこの百年余りの間新しいスキルが発現していない事も相まって、かなり閉塞した環境となっている。


 この事に起因して、メニウ教内で派閥が出来ることになる。

 一つは今まで通りスキル至上主義の一派。赤紫セキシ派。※スキルの赤紫色のセキシが輝くところから。

 もう一つは、スキル外技術を求める一派。無光ムコウ派。※スキルを発動しないという事はセキシの輝きが漏れないという事。


 赤紫派では、より多くのスキル、より輝きの強いセキシを放てるかどうかが求められる。

 赤紫派の司祭はとはスキルの伝道師である。

 お布施を貰いスキル指南を日夜行っている。

 親プレイヤー派閥以外の貴族は(反プレイヤー派閥貴族)対外的な体裁の為にメニウ教となったり、スキルを習得することだけを目的として入信するのが殆どである。


 無光派では、スキルに頼らない技術を追い求めながら、今まで通りスキルの獲得や上達を行う事が求められる。

 無光派は切磋琢磨を重んじている。

 ここ二十程年で広まった宗派になるため、無光派の人口はかなり少ない。

 プレイヤーに感謝の念を抱いているが信仰の対象にはならない。

 所謂科学の徒といった雰囲気の者達の集まり。

 サピエ王国では無光派という言葉は、変わり者の代名詞になりつつある。


 狩猟派では、魔物を退治することを最優先とする。

 メニウ教では魔物は神が具現した魔石を持つ存在として崇められている。

 それと同時に魔物の行動はその具現化した神が人間に試練を与えるために顕現したと思われている。

 この為魔物退治は神殿騎士が行う神聖な儀式の一環となっている。

 狩猟派はこのモンスターハントを最優先で行う一派の事である。


 モンスターハント教会騎士団

 その名の通りモンスターハンターを生業とする騎士団。

 彼らが討伐して手に入れたモンスターのドロップ品は、彼ら自身の装備に使用されたり販売される。

 ここで販売して獲得した貨幣は、スキル継承時のお布施同様に、教会の運営資金に充てられる。

 なので、強化内での教会騎士団の発言力はかなり高い。

 司祭以上の神職もここに所属することもある。スタンピード等の有事の際には司教や枢機卿クラスが前線に出ていく事もある。


教皇

 メニウ教のトップ


枢機卿

 メニウ教の意思決定機関を担う者達。


司教

 上位の戦闘系スキル継承を行える。


司祭

 低位の戦闘系スキル継承が行える。


助祭

 生活系のスキル継承が行える。


修道士

 スキル継承のスキルを継承していない見習い。


 もし敬虔なメニウ教赤紫派の信者に王の蛮行と捉えることが出来る、プレイヤーに暗殺がばれたらどうなるんでしょうね?


 なお、親プレイヤー派閥の貴族達は敬虔なメニウ教徒だが、それと同時に貴族でもある為、この事が公になったときどういった事態になるのか、どこまでの事態になってしまうのかという恐怖心から、この件に関しての情報の扱いを慎重に取り扱っている。

 反プレイヤー派閥は言うに及ばず、こんなことは言えるわけないとして、全員がだんまりを決め込んでいる。


 この件からも解る通り、サピエ王国は既に末期状態と言って良い状態で、この件が露呈するだけで国が崩壊しかねない事態になるのは明白である。

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