理想に縛られない

 私には沢山の理想があった。


・お料理大好き、プロ並。

・掃除、洗濯毎日。

・家族に優しい。


そう、良妻賢母だ。


しかし、、、無理だ。


私は最後に掲げた『家族に優しい』以外の理想を蹴散らしてやった。


まず、料理のセンスがない私はプロ並になどならなくてよい。

なるべく作りたいとは思うが、別に出来合の物を食べたっていいのだ。


後は掃除に関しては適当でもいいのではないか。

私のことだ。来客があると知れば必死にキレイにする。


洗濯も同じだ。

無理して毎日しなくてよいのだ。

着るものがなくなれば嫌でも洗濯するのだから。


こうして日々、私は自分自身が課した理想を蹴散らしている。


家族に優しくあるためにも、自分自身に優しくありたい。



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