運のある思い出

 学生の頃、友人と2人で夕暮れ時に広い公園へと出掛けた。


初めて行く公園だった。


到着すると私達は歓喜の声を上げた。


「ひろーーーい!」

「芝生に寝転びたーーーい!」


もちろん寝転びましたとも。


オレンジ色の空が少しづつ藍色に染まっていく。


私達は青春に浸っていた。


まるで映画や小説のワンシーンみたいな情景だ。


帰り道も私達は青春にどっぷりと浸り、生きる事の素晴らしさとか語っていたような気がする。


とにかく素晴らしい時間だった。



ある日、私は別の用事でその公園へ行く事になった。


太陽の光が散々と降り注ぐ晴れた日だ。


日光は、かつて私達が寝転んでいた芝生を明るく照らしていた。


「あの日は素晴らしい時間を過ごせたな、、、。」


そんな思いを胸に太陽の下、芝生に足を踏み入れた。


!!!!!!!!!!!


そこには尋常じゃない数の ウ◯コ!!!!!


いたるところにウ◯コ!!!!!


、、、、、、、あの日、、、。


私達は何も敷かずに寝そべっていたんだよね。


ああ、、、なんてこった!!


ま、まあ過ぎ去ったことは仕方ない、、、。


運(ウン)が上がるってことにしよう!!



犬の糞を拾わない飼い主は悔い改めろ!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る