第35話 運命の黄色い糸 二十
…そこには、由利加との間の「黄色」い糸
を見て、ホッとしている自分がいた。
俺は家に帰り、風呂に入った。そして、浴槽の中で少し考え事をしていた。
『少なくとも、俺たちの間にある糸は、『青い』糸ではない。ということは、俺たちは決して、別れる運命ではないはずだ。
でも、それは『赤い』糸でもない。ということは、由利加は運命の人ではない…?
そんなの嫌だ。俺は、由利加のことが本当に好きだ。だから…、』
俺は、自分の中から出てきた言葉、自分の中から芽生えてきた感情に、自分自身で驚いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます