俺と皇女様

黒咲 零

第1話

数年前…


ここは、桜並木の通り。ここの、途中にある大きな大木の桜の木は噂によると樹齢約1000年と噂になっているがどれくらいなのかよくわからない。

そんな感じで後から来ると思われる家族を待たずに先に大木のところまで来た。

いつ見ても美しいと感じてしまう。

回りには誰もいないかと思っていたが僕よりも先に1人女の子がいた。その、女の子は日本人とは違う感じだった。

「そこで、何やっているの?」

僕はその子に聞いてみた。女の子は、驚いた様子だった。

今まで1人だったのに急に僕が来たからであろう。

「大丈夫だよ。僕は君が1人でいたから気になって話かけただけだから。」

「?」

女の子は、首を傾げていた。何故かはわからない。それでも、少し理解したのか女の子は

「ワタシ…ケンカシ…タ」

「あ〜。なるほどね〜。」

「ダカラ…ソノ…」

「ここに1人でいたっと。」

その、女の子は震えながら

「カエロウトオモッタケド……マヨッテ…ココニイル」

「なるほどね〜」

女の子は、困った表情も浮かべていた。

「そんなもん仕方ないよ。親子ゲンカは当たり前。内なんかしょっちゅうケンカしてるもん。けど、その後は、仲直りしているよ。」

「…ケド…マミーオコッテル」

「大丈夫大丈夫!実はマミーさん心配しているかもよ?」

「ソウ…カナ…?」

「そうだよきっと!僕を信じて!」

「…ウン!シンジル…エットー?」

その女の子は不思議そうな顔で

「…オナマエナンデスカ?」

女の子が聞いてきたので僕は答えた。

「僕は、紅隼人くれない はやと。君は?」

女の子は、僕が疑問みたいな感じで答えたからか答えてくれた。

「エマ・バーナードデス、ハヤトサン」

「へー、いい名前だね!」

にっこりと笑顔で返した。女の子も笑顔で返した。


その内女の子の保護者みたいな人が来るまで僕たちはいっぱい話した。






また、いつの日か会えるその日まで

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