生姜湯沁みて

『病む身体 生姜湯しょうがゆ沁みて咳ひとつ』


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何でこの時期になって、と泣きそうな気分になりながら、コタツで生姜湯をゴクリ。


まぁまぁ、焦りなさんな、とばかりに喉を通り、胃のに落ちて広がる生姜湯しょうがゆの温もり。


考えてみれば、熱は出ていない。咳もほとんど出ていない。

これくらいで済んでいるのだから有難いこと。


人生万事塞翁が馬にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま


そんなことを思っていたら、咳ひとつ。

焦らずに暖かくして大晦日までに治しなさいなと身体から言われたみたいで。


こんな年の瀬。

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