循環者

人が見つめたあの地から 灰色を抱いて落ちる

仕える主はただひとつと 諦めにも似た忠誠で

昨日離れた故郷まで いつか辿り着けると信じ


休まぬ力の根源が 降らせる炎を身に纏い

今は隠れた輝きが 預けた無数の矢を受けて




人が見過ごすあの地から 灰色の元へと落ちる

幾度も消えた風景を 明日にも訪れさせるため

炎を秘める者達が いずれ奇跡を起こすと信じ


眠らぬ光の欠片から 力を運び配るため

あの日に見えた輝きを 幾重も訪れさせるため

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