蒼桜目線_____

「凛音。」

「えっ？」

　凛音は驚いて綺麗な水色の目を真ん丸にしていた。

「お父さんなんだって？」

「男の子できて今八ヶ月だって。」

「そうか、おめでとう。」

「ありがとう。」

　凛音はあんまり嬉しくないよね…。

「それで、今のお母さん優和と実家に戻るみたい。」

　それならまだ良かったな。

「俺も書類終わったらすぐ戻るから大丈夫だよ。」と笑いみんなの所に戻る。

「凛音！お泊まり会夏休みの終わり頃にしよーぜ！」

「いいですよ！」

「何日間にしようか？うちの両親は夏休みずっと泊まってもいいって言ってたけど！」

「そんなに長くいたら迷惑になるからせめて二泊三日ってところは？」

「なんか楽しみですね！」

「楽しみ。」

　雨梨が嬉しそうな優しい顔になっている。

　奇龍が「雨梨、にやけてるぞ！」と茶化し、恥ずかしそうにしていた。

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