第19話:戦場へ

凛音目線_

 戦争の火蓋が切って落とされた。

「後方支援の方々!やはり電波妨害をうけて連絡が外と繋がりません。伝達係りは準備してください!」

「思った以上に出番早いね。」

「うん…。」東洞君は興味無さそうに答える。

 他の一年の中に戦争の経験者も何人もいる。その子らは口々に今回は被害が大きくなりそうって言っている。

「東洞君。今回そんなにひどいの?」

「まぁ、なんか電波妨害してきているし、白軍はお金もらえるから設備がどんどん良くなってきているし…黒軍は国のお金だから限界あるんだよな。戦場行ってみないとわからないね。」

「四月一日!他の騎馬隊の伝達係りと共に騎馬隊全体に伝達を頼む!各班の班長だけに伝えればあとは班員同士で伝えてくれるから大丈夫だ!そして最前線のお前の班でしばらく様子をみて報告に戻ってこい!いいか?」

「はい!」

 最前線…みんな無事でいて!

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