第11話:不満

羅希目線____

 ご飯中は楽しく話も出来たし、良かったけど…。

「ごめんけど、やっぱ納得できない。」蒼桜君と二人きりだと本音が漏れる。

「俺も。でも上の命令だし、いつかは来るのは分かってたし…。まだ最初の戦争が伝達なら比較的危なくなく経験値は稼げるから。」そんなの私だって分かってる。でも…!

「羅希。凛音は俺らの可愛い後輩でもあるよね。でもその前に黒軍の兵士でもあるんだ。」

「班長は心配じゃないの?」答えは分かってる。分かってるのに聞いてしまった。

「それはもちろん!…でもこれもしょうがない。とりあえず俺らのところにいる時は俺らが守る。俺らが側にいなくても大丈夫なように、戦場へ出すことができるようにも教えとく。これしか今は方法はないんだ。」

「…分かった。」

「羅希一緒に頑張ろう。」

「うん。」

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