第2話 私の生い立ち。
第2話は私の生い立ちを。
1988年冬、私は栃木県に生まれました。
両親、祖父母、兄と妹と暮らしていました。
兄は母の前夫の子供なので、私の父とは血が繋がっていません。
兄とは8つ歳が離れています。
私を公園に遊びに連れて行ってくれたり、意地悪な友達から守ってくれたりと優しい兄でした。
でも、父も祖母も兄を怪訝にしていました。
食卓を囲む時、兄はいつも正座。
父から睨まれながら食事を取っていたのを覚えています。
これは未だにトラウマです。
父は兄を敵対視しているようでした。
何故なのかよく分かりません。
やはり自分の子供じゃないからなのか…。
それにしても酷い扱いをしていました。
私はこの時の父を許せません。
物心ついた時から両親はいつも喧嘩ばかりしていました。
父は母を殴ったり罵声を浴びせたり…。
いつもビクビクしていました。
子供心に疲れていました。
祖母は私を可愛がってくれましたが、今思うと理不尽な事もありました。
私が母とテレビを見たりしていると機嫌が悪くなるのです。
孫の私を可愛いあまりの事なのかもしれませんが、私は子供心に何故機嫌が悪くなるのか分からなかったし、そんな祖母が嫌でした。
そんな子供時代を過ごし、楽しかった思い出があまり無いです。
怖かった父、甘えたかったけど甘えられなかった母、優しいけど理不尽な祖母。
今にして思えばおかしな家族です。
私が小学校3年生の時、家族は引っ越します。
持ち家が競売に掛けられたのです。
転校先で私は早速イジメに遭いました。
クラスにリーダー格の子がいて、その子に従わなかったからです。
私の机の横を通る時にわざと足を「ドンッ」と床に踏み付けたり、無視をしたり、わざと悪口を言ったり。
クラス中から無視されました。
それは5年生まで続きました。
中学〜高校は比較的楽しく過ごせました。
友達も居ました。
クラス中がみんな仲良しでした。
高校を卒業し、就職しました。
介護職です。
認知症の方の生活を援助するお仕事です。
最初の1、2年はやりがいを感じていました。
ですが3年目に入る頃から夜勤入りが怖くなりました。
利用者と関わるのも嫌に。
そして退職。
退職した事を両親から非難されました。
とても嫌な顔をされました。
私は「頑張ったね」と言われたかった。
その後、就職しようにも車を両親に取られたので
出来ず…。(田舎なので車は必須)
両親からも「働かないくせに」と目で言われていた気がします。
ご飯の時が一番気を使いました。
父からは「働かざる者食うべからず」と言われたこともあります。
一言言わせて下さい。
私は働いている時きちんと生活費も入れていましたし、両親が家賃を滞納している時もかなりの額を支払いました。
父は働くのが嫌いな人です。
しばらくして私は家出します。
ネットで知り合った男性を頼りました。
そこで男性の同じ職場の女性の家にお世話になる事に。
実質男性と私はは不倫関係にありました。(その女性も男性とお付き合いしていました)
その事が女性に分かってしまい、追い出されてしまいました。
それからやはりネットで知り合いだった今の旦那さんの元へ行き着くことに。
私はこの頃、自暴自棄でした。
正直、初対面の今の旦那さんがどんな人か分からなかったし、どんな人でもどーでもいいやと思っていました。
最悪、殺されたりしても。
しかし予想に反して旦那さんはとても優しくて温かい人でした。
今までで一番信頼の置ける人です。
そして旦那さんと過ごすうちに娘が出来ました。
その頃からです。
旦那さんに妬きもちを焼くようになりました。
気持ちが不安定になり、旦那さんを困らせました。
道行く女性を旦那さんが見ているのではと疑心暗鬼になり、その事で喧嘩になったりも。
今思えばどうでもいいような事を気にしていたように思います。
そんな日々の中でも娘はお腹の中で元気にすくすく育ってくれました。
家出をしていた私でしたが、ふとスマホを見ると妹のラインアカウントが入ってきました。
「電話番号で友達になりました」と。
家出をしてからずっと音信不通でしたので驚きましたが、恐る恐る私は妹に電話してみました。
「お姉ちゃんだけど…。」
「え⁉
お姉ちゃん⁉
本当に⁉」
妹は私からの電話を喜んでくれました。
妹もその時妊娠中でした。
そして何日かして妹に陣痛が‼
私は実家に帰ることにしました。
両親も歓迎してくれました。
妹も無事に出産。
私も里帰り出産をする事に。
出産一ヶ月前くらいから里帰りしました。
正直、里帰りはストレスが溜まりました。
旦那さんとも離れていたので寂しかったです。
それからほどなくして私も娘を出産。
そして退院当日、母から「お金がない、貸してくれない??」と電話が。
いつもこうなんです。
すぐお金の無心をしてくるんです。
これが嫌で家出をしたのに…。
里帰り出産などしなければ良かった。
後悔しても遅かった…。
退院後、実家で旦那さんと娘とゆっくり過ごしていました。
私もまだ傷も痛むし、横になっていました。
すると母が部屋に怒鳴り込んできたのです。
「部屋から出ても来ないで‼
お前らが出て来ないなら私が出ていく‼」と意味不明な言葉を残して車で何処かへ行きました。
私達は話し合って、実家を出る事に。
その日のうちに自宅へ戻りました。
それから実家からの嫌がらせが始まりました。
妹を介しての嫌がらせライン、旦那さんへの嫌がらせメール。
旦那さんは放っておきなと言ってくれましたが、私は出産して間もない時期に苦しかった。
娘を出産して一ヶ月くらいまでは育児も家事も何とかこなしていました。
しかし徐々に私の精神は崩壊していきました。
旦那さんと喧嘩した際、私が旦那さんに水をかけ平手打ちをされて気が動転し警察に連絡。
警察に娘は保護され、児童相談所に保護されてしまう形に。
娘と離れてからも旦那さんと喧嘩の日々。
そして心療内科に。
適応障害と診断されます。
まずは気分の波をなるべく無くすお薬を処方されました。
そんな中娘は乳児院へ。
自分を責めました。
生まれて間もない娘を乳児院に入れてしまったことを…。
この頃の記憶はあまりありません。
今は娘と暮らせていますがやはり体がだるかったり前向きになれなくて苦しい毎日です。
長々と自己紹介失礼しました‼
抑うつと気分変調症と私。 @19880220
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