第1章 あとがき
この物語は、僕の現実逃避によって生まれたものです。
子供の頃から、僕はあまり外に出たことがありませんでした。というのも、一人でどこかに行くには些か田舎すぎたので……。年齢が上がっても、友人とどこかに遊びに行くという経験は片手の指で数えるほどしかありません。子供時代は、大人の力を借りなければどこにも行けず、大きくなるにつれて将来のために机へと向かいました。結局、夢をかなえることはできないままでしたが。
どこか、見たことのない世界に行きたい。
いつしか、僕はそう思うようになりました。
その感情と現実の板挟みとなったとき、僕は空想の世界に逃げ込みました。
いつの間にか、物語の中の彼らは僕の言うことなんて聞かずに動き始めました。
……書こう。
彼女たちの物語を見てみたい。
子供の頃から続いたのは、空想だけでした。でもこのまま空想として放っておけば、今までの人生がすべて嘘になってしまうような気がしました。
そして、姿と形を持ったのがリーナとハルとソフィと、以下のキャラクターたち。イギリスを選んだのは、日常の裏側には我々の知らない世界があるということを体現した存在が今なお根付いているからです。
自分語りはこれくらいにしまして。
今まで生き残った伝説と、人の目には見えない隣人たちに感謝を。
そして、
ここまで読んでくださったあなたに、最大の感謝を。
I would like to express my deepest gratitude
to legends who have survived since time immemorial,fairies who live with us,
and you.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます