異世界に転生して現在最強です!

野辺 凛

第0話 現世で……

いつだか覚えていないが、とある夏休みのときだった…と思う。

 ミーンッミーンッミーンッ

「ねぇねぇ かずくん早く課題終わらせちゃおうよ」

こいつは俺のおさ…ただのクラスメイトの女子、渡辺 ゆりあ 17歳の高2年。

 学校1可愛くて、勉強は学年2位の成績を持ち 運動もできる、そして優しい性格でうちの学校の人気者だ。

 それに比べて俺、望月 和優は顔はそこそこだし、勉強は中の下、運動はまぁまぁできるとして…とても残念な奴だ。

 まぁ、そんなことより

 俺は今、学校1の人気者と図書館で夏休みの課題をやっている真っ最中だ。

「へっ、こんなの余裕余裕♪だからやらん!」

 俺は余裕そうに腕を組みそう言った。

「そんなこと言ってぇただわかんないだけでしょ……私が教えてあげようか?」

 と言い顔を近づけてきた。

「あっ、ごめん 近かったよね?あはは」

 そう彼女は照れながら言った。



 色々ありながらも

 課題を終わらせた……彼女だけ。

 帰るか、

「もう、夕方かぁものすごく疲れた。」

「ふふっ、かずくん全然課題終わってないけどね……」

笑顔で喋っていた彼女が急に立ち止まり黙り込む。

どうしたんだろ?

「ねぇ、かずくん。夏休み前の告白の返事聞きたいんだけど…」

そう、彼女=ゆりあは夏休み前に俺に告白してきたのだ。

だが、あまりの驚きに返事ができなかった

「そんなのっ」

そんなの決まってる!お前のことが、

言えなかった。

「へへっ、ごめんね?急にこんなこと言われても困るよね?ごめんね。」

まぁ、いつでも返事はできる。

彼女は走り出し、横断歩道を渡ろうとした。







キューーッ!ドォーーン!






「えっ?」

えっ?




何が起きたのか理解ができなかった。











彼女は、渡辺ゆりあは死んだ。







信号を無視して飛び出してきたトラックに、突き飛ばされ彼女は死んだ。








あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!



俺の中で何かが砕けた。




その後、俺は自らの手でこの命を絶った。

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