小学生並の感想

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映画とドラマ

心して2025年春の公開を待て!!映画版 Wicked

以前、お芝居では見たことがあったんですが、ミュージカル映画「Wicked」みてきました。オズの魔法使いの前日談的なお話です。


あらすじ的には肌が生まれつき緑色のエルファバは、車いすの妹の魔法学校入学に付き添って学院に赴きます。初日の事故を未然にふせいだことによりエルファバは付き添いだけのはずが、その魔力の強さを有力者に気に入られ学校に入学することとなり、人気者のGurindaと同室にされます。人気者で女王タイプのグリンダとそりが合わずに二人は反目しますが、グリンダが気まぐれでエルファバの妹にとある便宜を図ったため、お返しにエルファバは有力者の教授にグリンダを推薦してあげるのです。このことをきっかけに仲良くなる二人ですが…まあ、へたくそな私の説明より、他の方の物を参照してください


以前舞台劇でみたことのあるWicked(オリジナルキャストはアナ雪のエルサ役イディナメンデル+Greeの飲んだくれエイプリル役のクリスティン チャノウィス)ですが、今回映画になったことで物語の解像度が上がりました!キャラの細かい表情とか見えますからね。以前は私の中でグリンダが意地悪なのか、いい奴になったのか、わからなかったんですよ。だって、舞台で遠目に見たときははみ出し者のエルファバを率先して学院になじませてあげてるように見えてたんだもの。でも、自分の利益ありきだったのねえ。やっぱ性格悪い。多動児っぽいのは映画も劇も変わらずだけど。


それはさておき今回特筆すべきは、王子!王子よ!サブキャラで、プレイボーイの皇子が学園にやってくるんですね、で、劇ではダサい赤チョッキを着た頭カルそうな、どうでもいいキャラクターだったんだけど、映画版ではびっくり!演出、衣装、ダンスともに王子のシーン素晴らしいものになってたの!演じるのはドラマ「Bridgerton」で長兄のViscount Bridgerton役だったジョナサン・ベイリー! 歌もダンスうまい! 図書館のシーンはシルクドソレイユ張りの大仕掛けで、ハムスターの運動器具みたいに回転する魔法の本棚の上を滑りながら歌うのが圧巻です。舞台版では大して記憶に残らなかったこの歌が、とんでもなくアガる歌になり、どうでもよかった王子がめちゃくちゃ魅力的!歌の内容的には勉強なんてヤメテ踊ろうぜ!的な若さ溢れるアホソングなんですけど、図書館司書や男の子まで王子に魅了されちゃう。

これだけでこの映画見る価値ありよ!youtubeのショート動画では踊ってみたも多数公開されてますね。そのほかも全体にレベル高い!得に振付が秀逸で、「ラ・ラ・ランド」なんて目じゃないくらい。衣装デザインも素晴らしいし、アリアナがあんなに歌って踊れるなんて!グリンダ役はいろいろな有名人がオーデイションを受けたそうですが、この人選はぴったりですわ。これはアカデミー賞は確実でしょ。というか、日本の公開日が春に設定されてるのも、アカデミー賞とった後なら安心して映画館に足を運んでもらえるからかもね!みなさん心して日本での公開を待って!

ああこの興奮を今直ぐ共有できないのが悔しいわ。









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