小学生並の感想

アスペのメイドは濡れ衣から逃れられるのか？～The Maid by Nita Prose

The Maid ってタイトルのドラマや小説、同名のものがあって紛らわしい！

これは小説。いつものようにオーディオブックと本両方で読みました。

主人公のモリーは祖母と二人暮らし。ホテルでメイドをしている。少し自閉症の気があるのか、真面目だけど空気が読めないところがある。そのせいで同僚には変わり者と思われ、直属の上司には嫌われている。そんなモリーだが裕福なペントハウスの住人には話し相手として気に入られていた。あるときペントハウスの住人が不審な死を遂げ、その容疑はモリーを可愛がってくれた被害者の後妻にかかり、ついにはモリーも共犯の疑いをかけられる。犯人はだれなのか、モリーは無実を証明できるのか。

主人公のモリーがね、カレッジ費用として貯めてたお金も生活費も、当時付き合って彼氏に全部盗まれて、祖母が以前働いていたホテルでメイドとして働いてるのだけど、掃除をきっちりこなすのが好きだからメイドの仕事自体好きなのよね。そして、なんだか惚れっぽいみたいで、働いているホテルのバーテンダーに頼みごとをされただけでロマンチックな気分になっちゃったりする。

うん。いかにもボーイフレンドにお金盗まれそう。危なっかしい！

このバーテンダー、予測通り悪い奴で、ホテルの空き部屋に薬物を運ばせて、薬を売り買いしていたの。

とにかくモリーの助けになる人があまりいなくて、不幸な方向に進んじゃってるので「違う！そうじゃない！よく考えて」とモリーに言いたくなることしばしば。でも最後はハッピーエンドなのよー。そういえばこの本を勧めてくれた渡辺由香里さんもそういってたな…。そんな不幸なことにならないって。その通りだったわ。しかも意外と彼女、しっかりしてたと最後の最後に認識が変わる。