第19話 カクヨムコンの傾向と対策2(カクコンに参加する意味とは?)

 運営様から重要な情報が来ましたね。


 カクヨムコンで集計対象になる★やフォロワーの数ですが、カクヨムコン参加時点からでは無く、カクヨムコン期間中の評価が対象になるようです。

 

https://twitter.com/kaku_yomu/status/1194890767778467840


 つまり、通常ランキングで評価を稼いで最終日に参加登録しても12月1日からの評価で計算されるわけですね。まぁ計算が面倒なので仕方が無いんですかね。


 じゃあカクヨムコンをわざわざ別ランキングにする意味って何? って思いますが。



 さて、最初は作家を相手にするか読者を相手にするかを考えましょう。何を言っているんだと思われるでしょうが、とても大切なことですよ。



 自作のジャンルが主流なものの場合は作品の質が良ければ読み専様相手に十分な評価を稼げるはずです。もちろん。キャッチコピー作品の内容その他諸々がちゃんとしている前提ですが。


 主流というのは、異世界モノであったり、ラブコメなら男主人公のハーレムモノであったり、恋愛なら王宮モノや令嬢モノといった人気サブジャンルの作品ですね。


 SFならVRMMOか異世界モノで無いとダメでしょう。悲しい話ですがハードSFなんて無茶な話です。そもそも応募要項にそんなのいらねぇよって暗に書いてありますしね。


 というのも、主流以外のジャンルにはほとんど読み専の読者様が居ないので、いくら頑張っても無意味です。作者を相手に規定の評価数を稼ぐしかありません。


 

 次は前回私が参加したときのいろいろを思い出して書いてみます。


 昨年私は「木星で春を待つ鬼」で参加しました。これはハードSFというかなり無理のあるジャンルだったのです。


 カクコン4では今注目の作品が表示されているところにカクヨムコンのランキングが表示されます。表示されると言っても、各ジャンルのトップ3が表示されるだけでした。


 これはかなり厳しく、私の作品は3位まで行ったことがありますが、3位と4位以下では天と地ほどのPVの差が生まれました。


 それはそうですよね。3位なら一日中トップページに表示され、4位以下はカクヨムコン専用ランキングという辺境に行かないと見られないのですから。


 

 拙作は12月中は登録していたのですが、状況が芳しくなく、通常ランキングに戻しました。当時はカクコンに参加する人が多く、むしろ通常ランキングが空いていたのでカクコンで4位以下になるよりはポイントを稼ぐことができました。

 

 そのあと、幸運にも公式レビュー、しかも拙作の為に作っていただいたような特集を組んでいただいたおかげでポイントを稼ぐことができ、なんとか中間に残ることができました。

 このときは最終日ぐらいに参加登録したと思います。


「SF×ミステリー」4選

https://kakuyomu.jp/features/1177354054888226724 


 

 もちろん、そのような奇跡なんてそうそう起きませんから、もっとちゃんと対策を考える必要があるでしょう。

 


 さて、ここでカクヨムコンに参加する時期を考えてみます。


 参加した場合としなかった場合の比較です。


■ランキング

 通常ランキングは期間内に★を貰えないと乗りません。日間なら前日、週間なら1週間以内。一方のカクヨムコンランキングでは参加していればいつでも載りますが、基本的にアクセスの悪い辺境に押しやられます。


 前回と同じ方式であるなら、宣伝効果は

 カクコントップ3>通常トップ10>通常トップ11以下>カクコン3位以下

 となるでしょう。


■注目

 PC版とスマホ版ではカクコンがトップページに表示されるため注目は端に追いやられます。おそらくスマホからのお客さんはかなり減るはずです。PC版もかなり減るはずですが、常時表示されているカクヨムコンのランキングを見飽きた人がスクロールするので少しは来るはずです。

 アプリ版では通常通り表示されます。


■その他

 先出の公式レビューもカクコン参加者は対象外です。


 

 結論として、「前回と同じランキング表示形式」になるなら最終日に参加することをお勧めします。もしかしたら表示が改善されていて、下位の人が成り上がれる様な形式になっている可能性もあるので、その時はカクコンが始まってから新しい記事を書こうと思います。


 どっちにしろ、作品が良くなければ落ちるので、まずは作品ですよね。いやほんと。どうしよう。あと2週間とか。12月は忙しいってのに。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る