第3話 お父さんのこと

お父さんは昔からちょっと、いやかなり難しいタイプだった。わたしの小さいときはよく怒ってる父の姿が記憶に残っている。だけどそれと同じくらいおどけて、おもしろいのも記憶に残っているが、家族からはあまり賛同は得られない。とにかくよく怒って恐かったらしい。


お父さんは、お酒が好きで毎日晩酌をしていた。トラックの運転手で、大きいトラックやら中型やらを乗っていた。トラックにはユニックがついていて、それで木材の積み降ろしをする。

朝は早くて起きてお父さんが居ることはめったにない。帰りは暗くなるまで。

毎日、肉体労働、運転という神経を使う仕事、大変だったろうな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る