魔法学園 ーゼロー

【あらすじ】

　物語の舞台となるのは、地球から遠く離れたどこか。

　この世界では、当たり前のように魔法が存在し、人々も日常的に魔法を用いて生活をしていた。

というのは、ごく一部の選ばれた【Xenoーゼノー】のみであり、ごくごく一般人【Nemoーネモー】は我々と大差ない生活をしている。

ゼノであれば生まれながらにしてエリートとして表向きは扱われるが、この世界では血の繋（つな）がりが何より重要視されている。

　というわけで、孤児となった時点で、自らの手で生きる糧（かて）を見つけなければならない。殆（ほとん）どの孤児たちは生きる術（すべ）も知恵もなく、ただ行き場もなく朽（く）ち果てていく。

　そこで、孤児たちを救済すべく動き出したのが、古くから存在している【龍神】を信仰し、神殿を拝する【龍神神殿】である。

　本作主人公のリヒトも孤児として幼少より神殿で生活をし、自分も将来は神官になるため、日夜勉学に励んでいた。とある事件が起こるまでは。

　2つの事件により、1つは大切な存在と運命の出会いを果たし、1つは別のかけがえのない存在と離別することになるリヒト。

　とある事件後に住処（すみか）を失ったリヒトは、そのまま記憶も失い、ゼノ “魔力を宿す者” として魔法学園で寮生活を始めることとなる。

ここで様々な人種や生物と出会い、仲間と敵対勢力と共に成長していく。

　失った記憶を取り戻し、本当の意味での生きる糧を得ることができるのだろうか？

そしてリヒトには、本人すら知らない出生の秘密が…？

出生の秘密を知り、ゼノの真実を知った後、リヒトが最後に選ぶのは………