act.2 僕の日常
act.2 僕の日常
はいどうも。縁タツヤです、小学生ですがVtuberやってます。とは言っても昼間は小学校行ってます。動画内容は主に学校で考えています。
誰もいない放課後の教室はアイディア出すのにぴったりなんです。
「おーい」
あ、誰か呼んでる。
「誰に何話してるの?」
うわ、隣のクラスからあんまり好きじゃない女が来た。
「また動画の案考えてるの? 飽きないねー」
コイツは天野リツコ。僕と同じ六年生。特に意地悪されているわけじゃないがなんか腹立つ相手だ。
「お前ら何してるんだよ」
「うわ、また来た」
更に一人来た。コイツは天野タケオ。リツコの双子の弟、正直コイツも好きじゃない。
「タツヤが一人で教室にいたのよ」
「また動画考えてたのか」
タケオも僕に寄ってくる。
「何か悩んでるのか?」
タケオのことは好きじゃないがちょっと優しいのは知っている。
「タツヤの動画にお客が集まらないのはいつものことじゃない」
「うるさい」
リツコは一言多いから好きじゃない。
「コラボしてくれる人がなかなかいなくて…」
「あら、あんたから相談って珍しいね」
「お前らがうるさいからだよ」
今日はもう帰ろう。早く帰ったほうがいい…
「リツコ姉ちゃん! タケオ!」
うっげぇ、また来た。
「サエコ!」
「サエコぉ、いい加減兄ちゃんって呼べよ」
リツコタケオの一つ下の妹、サエコまで来てしまった…
「おーまーえーらー…」
俺の天敵、天野きょうだいがそろってしまった。荷物持ってすぐ逃げよう。
「じゃあな!」
俺、いや僕はマッハで教室を出る。
「ああ待て!! 私達と遊べ!!」
「嫌や!」
リツコが叫ぶと俺も叫ぶ。
なんかうざい三人から逃げようとすると追いかけてくる。
「お前らは俺になんの恨みあるんや!」
普段は封印している関西弁で叫びながら俺の一日は終わりに向かっていく。
はい、こんな感じで雑な展開が多いです。
動画再生数増やすために僕の戦いはまだまだ続く!!
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