第30話 小学生達とダチョウになる
暑いですね。
まだ夏休み前の話です。
私が車で斜めになってる細い道から太い道に右折で出ようとした時です。
ちょうど下校中の小学生達にかち合いました。
その子達は私が出てきた細い道で帰りたいらしく止まってドーゾドーゾとゼスチャーをしてくれました。
ところが列が団子になってるもんだからその子達の後ろから来てる車が停められてしまってます。
これでは右折できない。
私も大きく手招きして、来て来てとゼスチャーしてみましたが子供達はドーゾドーゾと譲りません。
しかし私も譲りません。
そーですかなんて道に出てしまったら子供達の後ろに車がいてスペースはぎりぎり…そこは絶対通りたくない。
激しく両者共にドーゾの応酬を繰り返し、ついに車の窓から私は声をかけました。
「オバサン止まってるから横を通ってね!」
おっかなびっくり通る子供達に
「譲ってくれてありがとね!」と声をかけるとペコンとお辞儀が返ってきました。
昔、後部座席に乗っていて畑道でお互い譲りあった結果同じタイミングで走り出してしまいぶつかり事故になった事がありました。
その時、ドーゾしたら最後までドーゾを貫くべきだと子供ながらに痛感しました。
それからは一度ドーゾしたら譲らないのがポリシーになってます。
相手と私のタイミングはちがいますもんね。
これからも絶対譲る覚悟で運転したいと思います。
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