1000日目

まあなんか

そういう気になったので

ちょっと前に読んでいた本を読んだ

相変わらず生とか性とか正とか

何が違うんだかわからない言葉が

綺麗に並んでは

楽しんだり悲しんだりしていた

そして

また久しぶりにカーテンを開けた

小さい頃はこの景色も好きだったな

黒い電信柱と電線が

深い赤色から浮かび上がって

スラリと長く伸びている

そんなこと思いながら

下を見たら配達のバイクが

家の前で止まった

僕はカーテンを閉めた

おじさんが荷物を持って

上がってくるだろう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る