110日目

さっき起きた

どうやらまだアルコールが

残っているらしい僕の身体に

鞭打って外に出た

たまにある

"どうしてもコーラが飲みたい期"だ

それだけのために外に出た

昨日の格好のままだ

脳内を蝕んでいた花畑は

もう枯れかけて殺伐としていた

自暴自棄だ

意味もなく大きな音を立てて

扉を閉めたりした

罪悪感を湯船に満たしはじめる

部屋の外ではニャーとひと声

お前はいつも可愛い

そして僕の勝手な行動のために

いつもより少し遅めに始まった

ご飯の支度の音

おじさんはなんでも受け止めてくれる

こんな幸せの中にいて

何故こんなにも不幸を感じなければ

ならないのだろうか

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