大学① 部活
大学に入ると色んな部活・サークルから新入生勧誘を受ける。
実はキャンパスやカリキュラムの問題から医学部だけでの部活が存在する。
医学部野球部、医学部サッカー部などなど
大会も医学部だけでの九州・山口大会、西日本の大会などがある。
つまり医学部の新入生は主にそういう部活で取り合いになる。
そんな中、僕は最初に新歓の飲み会に参加した部活に強烈に心を奪われた。
それが医学部ラグビー部だった。
なぜか?
単純に面白い先輩方が多かったからだろう。自分が出た高校の先輩も多く、男子校に近い雰囲気があったのもある。
そして先輩達に破天荒な人が多い。自分の身近に今までいなかった人種だ。
「破天荒」自分の今までの人生に最も足りないものだったかもしれない。
北大の願書の件を思い出す。破天荒さが少しでもあったら、僕は受験なんてなーめた!ってできたであろうか。結果的に合格できたから、そうしなくて良かったと思えるのだが、もしそうできていたら…と考えてしまう自分もいた。
それゆえに目の前の破天荒さにあふれる先輩達に憧れを抱いたのかもしれない。
僕はそんな人達のいる部活に入りたくなった。
ただ自分は今まで特に運動をしていなかった。勉強中心だったしね。中学でちょっと剣道をしていたぐらい。運動神経なんてないに等しい。
それだけに不安は大きかった。そんな僕にあんな激しいスポーツできるのか?
でもやってみよう!
そうして入部して一か月経つ頃には、その自分の無謀さを全身の筋肉痛をもって思い知らされた。
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