【其の三】
私ゃ夕顔
主ゃ朝顔よ
見頃時頃に
ズレがある
いくら栄えた
帝国だって
士気が下がれば
色褪せる
陰でこそこそ
するから浮気
めんと向かえば
コシがある
米の二合は
釜でも炊ける
小目の二号は
あんた入れ歯で
わしゃ枯れ尾花
そんな彼でも
いればいい
わたしゃ柳よ
土手いる柳
こんなところに
どているの?
梅雨は明けても
気持ちは晴れぬ
主の気持ちも
つゆ知らず
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます