本物の虚像

櫻木奏者

プロローグにしてエンドロール

今頃空が暗闇から薄紫色へと変化をとげその先には控えめのオレンジがうっすらと顔を出し世界を起こしてまわっている頃だろう。

そこに僕はいない。僕は暗く長い永遠にも思えるトンネルの中を電車に揺られながらひたすらに進む。

そこに有るはずも無いものを探して。

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