人として
人として
この世に生まれてきたものが
好きで死にたくなるものか
生きたいと
心の奥で叫んでは
その度 声を塞がれる
交互に動かす両足の
震えを誰が笑えよう
人として
この世を生きていくことは
何故にこんなに痛ましい
ひたすらに
命を燃やし生きたとて
何処で倒れて果てるやら
最期の時すら決められぬ
それを哀れと言うなかれ
生きたいと
ただ人として
生きたいと
祈る思いで今日を往く
霞む明日の
ただひたすらに目を凝らし
また一日と日々を往く
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