時計の音だけが響く夜に

時計の音だけが響く夜に

気になる指の逆剥さかむけ

膝のげかけたカサブタが

熱をもって疼いて眠れない


世界中でたった独りのような気がして

珈琲カップの温もりに両手でしがみつく


時計の音だけが響く夜に


引きちぎりたくなるのは

この闇か

それとも わたしか






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