東京シティ

明るいうちは気づかなかったけれど

東京っていう街は、ネクタイに絞められた大量の屍で構成されているみたい。

そして時を経ても己の骨が童心を貫くことを願ってる。


暗い公園には一人はしゃぐ少年がいる。

瞳兼懐中電灯はキラキラしていてカラフルだ。


そんな色とりどりな光が、どうか。


どうかこれから睨み付けるであろう、街灯と屍に殺されませんように。


できることならわたしが月になって少年を救おう。


トランプをシャッフルするみたいに、景色が変わって混ざり合う。


わたしの中に沸くウジ虫たちも、宇宙ネズミと仲良くできるのかな。

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