第2話 スイカ

気がついた時には既に砂浜の上


なぜか砂浜の上


辺りを見渡してみると目隠しぐるぐる回っている人間が1人とそれをみて騒ぐ男女4人


楽しそうだな〜

これからなにが始まるのだろう


目隠し男がふらついて転び回している

それをみて笑いながら右、前、前

と方向の指示を出している周りの男女


あれ、なんか方角が俺のほうではないか?

なぜだ?

俺の事が好きなのか?

緑の球にワカメが張り付いたみたいな

姿だぞ?

自分で言うのもなんだがインスタ映え

期待するなよ。


しかし、近づいてくるのは指示を出され

物騒な木製バットを持った三半規管が

弱い男だけだ


しかもそいつバットで地面を殴りまくるって

いる、目隠ししたままで。


自分に言い聞かせた

あれは、うん、モグラ叩き世界選手権の

練習だろう


いや、家が農家で田んぼを耕すれんしゅ、、


「ぼこ」


気づいた時には私は

タネを誰が遠くに飛ばせるか選手権に

出場していた






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