26. エゴの木をEGOの木として語らひぬ林の道は今もありけり

エゴの木を EGOの木として 語らひぬ

林の道は 今もありけり



 いつも通る林の中に、初夏白い花を鈴なりにつけるえごの木があった。わたしたちはいつも結局は自我について語らっていたので、「えご」ということばから「EGO」をイメージしたのだった。それから年月が経ったが今もその木は花を咲かせている。

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