24. 武蔵野に過ぎ来し日々の夢の内に見し白き花は小手鞠ならむ
武蔵野に 過ぎ来し日々の 夢の内に
見し白き花は 小手鞠ならむ
友達としゃべっているうちに一炊の夢のように学生時代は過ぎていった。そんな日々、時に見かけた花。なんという名前なのだろう、この白い可愛い花は、と思っていた。友達の下宿に行く道に咲いていた花。
まさに小手鞠とはそのまま体を表す名前だった。
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