【未来視少年(中略)で使われる用語集ですよ〜】
第一項【魔法の種類・設定】
魔法。
それは、ユトの世界に存在する、異世界の定番とも言うべきな超常の力。
種類は炎魔法、水魔法etc……。
つまり複数存在していて、種類は人の数ほど存在するとも言われる。
魔法を使える人間は『術師、及び魔導師』と呼ばれ、認知される。
対し、魔法を使えないとされる人口は、一万人に一人居るか居ないくらいの確率。
だが、5才以下の子供はまだ魔力に目覚める事は出来ない(例外はあるが)
つまり、例外を除く場合、魔法に目覚めるのは『五才から』という事になる。
まあ、これは作者が考えた「子供に最初から、魔法という危険物渡したら大変な事になりそう」という思考による設定の為、矛盾が出来たらすぐにこの設定は無かった事にされます。
モイラの勿体ない、という言葉が聞こえてきそうですが。
……さて。話が脱線しました。説明に戻ります。
魔法の発動には魔力が不可欠で、魔力を練り上げ、詠唱を使い、魔法を発動する。
この循環が、初心者の術師には必要になります。
そして、余りにも魔力を練るのが下手すぎると、術師自身にも、魔法は牙を剥きます。
例で言うと、炎魔法の魔力の練り上げに失敗すると、自身が焼かれるという事です。
魔力が無ければそもそもの事、魔力が見えないので魔法を使えず、魔力を練り上げる事も出来ません。
初心者では魔法を使うのに詠唱が不可欠ではあるが、持っている魔力量が高ければ、そのまま魔力を飛ばして魔力弾として攻撃する事も可能です。
生まれ持つ魔力量と言うのは人と人とで千差万別であり、貴族などの上流階級の人間は膨大な量の魔力量を有している。
貧民の中にも、突然変異で膨大な魔力に目覚めるものも居ます。
そして魔法の技術は人種、生まれに関係せずに鍛える事が可能です。
術師の技術が低ければ魔力の練り上げが粗野になり、小さな魔法でも多大に魔力を吸われる。
対し、術師の技術が高ければ高い程、魔法を使用する際の燃費も良くなり、威力も上がる。
こう言う練度の差があるからこそ、貴族でも魔法を使うのが下手だ、というケースも稀に存在する。
そして、ある程度の熟練度に至ったら、凡ゆる魔法の可能性に目覚めることが出来る。
次に、それの可能性について紹介。
[魔法の詠唱について]
実力のある術師になればなる程『詠唱』というものを必要としなくなってくる。
それは、後述の事象操作にも同じ事が当てはまったりもする。
まず、詠唱に関する成長具合を大まかに、簡単に表すと……。
『詠唱』➡︎『詠唱文一部切り取り』➡︎『詠唱文改変』➡︎『無詠唱』
となる。
こう説明されて皆さんは頭の上にハテナマークが浮かんだかも知れないので、一つ一つ、簡単に説明していく事にします。
まずは初歩の初歩『詠唱』から。
これはどんな術師でも歩んで来ることになる、魔法への登竜門とも言えますね。
詠唱は、世に出回っている全ての魔法に付属していものであり、上位の魔法であればあるほど、詠唱文が長くなります。
それに伴い、消費魔力量も上がり、威力も同時に跳ね上がります。
ですが、詠唱文さえ知っていれば良い、と言う訳ではなく、術師の魔法への理解度によって発動できる魔法が変わるので、必ずしも魔導師初心者が大魔法を発動できる訳ではありません。
そもそも発動出来たとしても魔力の許容容量限界によって、大魔法を発動しようとした術師はぶっ倒れる事でしょうが。
……次に『詠唱文一部切り取り』ですね。
これは、詠唱の亜種の様な使い方ですね。
詠唱文一部切り取りは、単に詠唱を叫ぶだけで簡単に出来るモノではありません。
この詠唱文切り取りも含め、これからの詠唱技術は、魔法への理解度がしっかりと高く無いと出来ません。
……更にここで、世界人口の半分近くの術師が出来ない芸当になってきます。
詠唱文一部分切り取りは、文字通り詠唱文を切り取ることを言います。
例を上げるなら、普通のファイアボールの詠唱がこれなのに対し。
『燃焼爆裂。穿てファイアボール』
詠唱文切り取りはこうなります。
『穿てファイアボール』
そう。『燃焼爆裂』というワードが抜けてますよね。
ですけど、これだけで魔法が発動しちゃうんですね。
いつもなら、殴りたいほど長ったらしい、と思うくらいには長い詠唱文を切り取り、しかも普通に、楽して魔法が発動出来るんですから、それはもう最高ですね。
……ですが、これは先程言った通り、難しい芸当なのです。
詠唱文をそのまま告げるなら良いんですが、この場合はかなり深く、この魔法によって起こる事象を念密に意識しながら詠唱しなくてはならないんですよね。
これは、初心者が楽譜を見ながら両手でピアノを引けないのと同意義です。
詠唱と、魔力コントロールと、魔法によって起こる事象の計算。
それら三つを同時にこなせなければ、詠唱文の切り取りなんて不可能です。
だから、多くの若き術師はここで挫折します。
では次に『詠唱文改変』ですね。
これは、先程の詠唱文一部切り取りとは違い、詠唱文を追加するか、丸々詠唱文を改変し、威力や燃費を良くする技術の事を言います。
分かりやすい様に、さっきのファイアボールの詠唱文の例で例えましょう。
普通のファイアボールの詠唱文が『燃焼爆裂。穿てファイアボール』に対し、詠唱文改変は……。
『発熱烈球……それは万物をも融解させる私の気概。破壊せよ、ファイアボール』
……と、元の詠唱文の原型を留めないまでに改変する事が出来ます。
元の詠唱文よりも手間が掛かるのに対し、詠唱文改変は非常にリターンが大きい。
元の詠唱による消費魔力を百とするなら、詠唱文改変はその約百分の一にまで魔力消費を抑える事が出来る。
威力も数倍〜数十倍に跳ね上がり、正に至れり尽くせりだ。
……だが、ここまでに至る術師は、そういない。
やれる術師がいるのなら、後述の、リアン王国立魔法事象操作学校に属する学生達だろうか。
魔法事象操作学校についてはあまり設定考えてないから、疑問形なのは許してください……(小声)
次に最後『無詠唱』について。
これは簡単ですね。
例によってファイアボールの詠唱に例えると。
『燃焼爆裂。穿てファイアボール』
が、無詠唱になると。
『……』
と、何も言わなくても良くなります。
詠唱文改変に比べると、威力や魔力消費率が変わらないのが難儀ですが、それでも無詠唱で魔法を発動出来るという事自体が強力ですよね。
そして、難易度的には詠唱文改変より、無詠唱の方が習得難易度は高いです。
玄人のみに許された技という訳ですね。
……更に熟練の術師は詠唱改変を使う派と、無詠唱を使う派かで分かれます。
それは、長い詠唱の代わりに威力や燃費を良く出来る詠唱文改変と、詠唱が全くなく、魔法を連発出来る代わりに威力や魔力消費を抑えられない無詠唱か。
どっちを取るか……と言う事ですね。
威力を取るか、手数を取るか。
玄人の術師は大体、この二派に分かれます。
中には、その両方を使い分ける術師も居ますが。
……ですが、いつの時代もバランスブレイカーはいるものです。
そう。無詠唱でも、詠唱改変と同じ恩恵を受けられる術師が居るのです。
……今は深い記述を避けますが。
_________________________________________________
第二項【事象操作】
やっっっっっっっと、事象操作の説明に入れますね。
作者自身も、第一項から第二項までの間には、一つ夜を重ねていますしね。
……こほん。
という訳で説明していきましょう。
[事象演算領域]
事象操作を扱える人間たちに備わっている、とされている機構。
未だ人類は、この事象演算領域の解明には至っていません。
ブラックボックス、という事ですね。
……まあ解明されていないのも、作者自身が、この設定について考えるのを思考放棄した所為もありますが。
さあ次行くぞー(モイラ風)
[事象操作]
これは、世界中の人々がみな平等に使えるものでもあります。
魔法とは少し違いますね。
……ですが、魔法と同じく、事象操作に目覚めるのは『五歳から』です。
こういう事から、五歳から事象操作やら魔法に目覚めるのを『
なぜこう言う設定にしているかと言うと……(中略)
と、言うわけで事象操作についてです。
大まかな設定で言うと、
『常世全ての事象を再現し、世界の一部分改変まで行える、魔力を使わない技術』
と言う事になります。
後、事象操作を使える人物は魔法を使える人物とほぼ同じく『術師、及び記録者』と呼ばれます。
と、言うわけで説明でーす。
[詠唱]
詠唱技術の段階は、先程の魔法と同じ物です。
なので『詠唱文改変』やら『無詠唱』などの説明は省きます。
だから必要な所だけを説明しますね。
まず、事象操作の詠唱には、詠唱文の前後に必ず『
と言うワードを入れなければいけません。
無詠唱が使える場合、そんなもの必要なくなるのですが。
詠唱文改変が出来る場合、最後の『
まず『
これは事象操作ですよー、と言う、術師への負担を無くす為の暗示の意味も含まれています。
……ですが熟達した術師の場合、さっき言った通り事象操作への理解度が高いので、暗示の必要など有りません。
次に『
これは単純明快。
自分が起こす、これこれこんな事象を世界に記録するよ、と言う意思表示ですね。
これは世界へ起こす事象を、世界へ記録する為のものなので、詠唱をする場合には、絶対に必要な部分になります。
まあ、無詠唱になると……こんなの関係なくなるけどね。
ユトの様に。
ですが無詠唱の場合、魔法の無詠唱とは違い威力を少し削がれるので、そこは注意ですね。
ーーまあ、ユトやモイラ、ガレーシャはそんなの関係無いくらいに強いんですがね……。
そう言うわけで、詠唱については以上です。
[学び舎]
事象操作、と言うものは結構扱いが面倒で、しかも全世界の住民に均等に配られる力なので、力を制御する為の学校というものも存在します。
事象操作の使い方を学ぶのは、学校に置いて必須科目となっている様ですね(他人事)
その幾千、幾億と存在する中で、頂点へ君臨する学校というものが……。
『リアン王国立事象操作学校』
と言う学校なんですね。
大体十五歳の時に入れて、魔法と事象操作について学べる、業界最高峰の学び舎です。
ハー○ード大学みたいなものですね。
この学校では大まかに『三つ』学べる科目が変わっております。
先ずは定番
『魔法科』
次に、一番生徒の在籍率が多い
『事象操作科』
そして、熟練した優等生のみが入れる
『事象操作魔術科』
となっております。
因みにガレーシャと、その同級生、リアン王国第二王子こと、ディルッド・リッテユーロ君は最後の『事象操作魔術科』に属していました。
まあ、後者のディルッド君は、ガレーシャに主席の座を奪われたんですがね。
……さて、学び舎についてはこれで終了です。
※日に日に、この設定集は更新されていくので、何かご不明な点あれば要望を。
そして記述不足があった場合(気分で)書き足して行きます。
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