第5話 屋根より高い高いばあ
『子供の日に鯉のぼりを立てるのは、江戸時代の武家に町人が対抗したのが始まり』
江戸時代の武家では、七歳以下の子供がいる場合、家にのぼりや吹き流し(よく風の強さを測ってる奴)を目印として立てる風習があった。
しかし武家以外にはそれらが許されなかった為、代わりとして鯉のぼりを立てるようになった。
鯉は滝を登る習性があり、子供達にそんな上昇志向を持って欲しい、勇ましくあって欲しい、強く会ってほしいとの願いが込められていたと言う。
今となっては、ひな人形然り、鯉のぼり事体をなかなか見なくなってきた。
やはり家から物を減らし、すっきりとした環境での生活が流行っているからなのだろうか。
確かに、一年に一度しか使わないクリスマスツリーや、それらイベント毎の道具を押し入れに貯め込む事は、この令和の時代に沿わないのかもしれない。
しかしそれでも、子供に強くなってもらいたいと思う親心は、いつまでも消えて欲しくないものである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます