10'花と歌とを行ったり来たり。

(六) しゅうえんげキ


色褪せない君の笑顔と、始まらないエンディングが僕の涙を誘う。


寂しさと切なさが同じ場所に座して僕に目隠しをする日々。


「はは、そうかなー」

「ふふ、そうだよー」


僕は未だに、簡単な君の笑顔と僕の後悔との虜のままでいるから。

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