情景描写が丁寧で読み進むうちにどんどん世界に没入していきました。オドウッドもチッカも短いお話の中でしっかり心に残るキャラクター性だったと言いますか、愛着が湧いてしまい、この二人の物語をもっと見ていたいと思わせてくれました。だからこそラストの展開はいろんな感情が昇ってきて、心がかき乱されるようで。小説の醍醐味を味わわせていただきました。本当に面白かったです。