第3話休みの日
差出人【刀田来】
▶今日遊べる?
ひま。1時にうちきてー?
差出人【日寺雅】
▶おけ。いい同人誌ゲットしたからもってく。
差出人【刀田来】
▶おー!じゃあ今日はずっとうちかな。PCもあるから動画とか見れるよ~
差出人【日寺雅】
▶ヾ(*´∀`*)ノワーイじゃああとでっ
…ふぅ。雅にメッセージ送るだけでもしんどい。なんか怖い。でもこんなこと言う勇気もない。どれだけ僕がダメな奴なのか思い知らされる。友達…?そのはずなのに大切な存在なのに、何も言えない僕がいる。ひどい僕が。僕がこんなことを考えてるなんて雅は気づいていないだろうな。…尚更ひどいか。騙してるみたいだね。
こんな気持ちを抱えながら僕はこれからも雅と仲良さそうに、日々を過ごしていくのだろうか。言いたいことがあっても、友達にすら何も言えない意気地なしの僕はそんな気持ちを奥深くにしまい込んだ。
「やほー。来たよ~」
『いらっしゃい、雅』
………
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―そして夏は来る―
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