第9話 懺悔室。
私はたまに、
お腹が何の前触れなしに
急にギュルルルル〜となり、
トイレへ何往復もする時があります。
調子に乗って食べ過ぎたのか、
はたまた、
何か良くないものを食べたのか。
それは突如夕方にあったり、
特に多いのは寝る前あたりの時間です。
お腹が痛い…
辛い…
苦しい…
そう思っているうちに、
私にとって
いつの間にかトイレは懺悔室へと
変わるのです。
「この前、息子のお菓子を食べてしまった上に逆ギレして、すみませんでした」
「ムカついた時に夫の洗濯物だけ適当に畳んですみませんでした」
「面倒くさがって夕飯をちょいちょいお惣菜を買ってしまって、すみません」
「相手がぶつかってきたのに舌打ちされた時に腹が立ち、あのクソジジイ○○○○!と心の中でなじってすみませんでした」
等など、
日々の私の行いを心の中で謝り、
「これら全てをちゃんと反省しますから
この腹痛をお許しください。お願いします。もう無茶な食べ方はしません」
と願います。
そして、
いつの間にか神の怒りは鎮まったのか、
何とかトイレへの駆け込みは終わり、
ベッドの中でお腹を温めながら眠ることが出来るのです。
て、この話を周りの人に話したら
意外と同じ人がいてビックリ!!
お腹を壊した時に
トイレが懺悔室になる人は
私だけでは無いようです。
ただ、毎回懺悔しても
喉元過ぎれば何とやら状態なんですけどね。
神様、ごめんなさい。
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