第56話 嫌なデート②

 はっ?っと思った。

 マイケル君にもっと恋人らしくと言われたからである。

 人を強制させたデートをデートと言っていいものかと考えたがこれは優希の為。そう思って我慢した。

 「あぁぁ…あああ!」

 ゾンビが横から飛び出て来た。

 「きゃあ」

 そう驚いてマイケル君の背中に隠れた。

 マイケル君は満足そうな顔をして「ただの人がやっている演技だよ」と言ってきた。

 私が今やっているのも演技だよっていってやりたかったがプロの子役である私にそんな失敗はない。

 

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