第48話 マフィア①
携帯も没収され完全に迷子になってしまった。
「…NO」
今の人で8人目。
とりあえず、道ゆく人に道を聞きまくったが上手く英語を聞き取れず道がわからなかった。だが、俺はこんなところで諦めない。
目の前の路地に人が入っていくのが見えた。
あの人にも道を聞こう。そう思い後を追いかけた。
「Hello…えっ」
「………」
怪しげなアタッシュケースを交換している二人組と目が合ってしまった。
数秒間、このやばい取引をしていたであろう人たちと目を合わせて動けなかった。
きっと、向こうも「やばい。見られた」と思っているだと思う。
「HAHHAHHAHHA…」
俺は笑いながらこの現場を後にすることにした。
当然、後ろから全力で追いかけてくる足跡が聞こえる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます