三章 夏

第26話 夏休み①

…暑い。

夏休みに入り、俺の部屋は、暑い。

クーラーが全然、効いている気がしない。

理由は、人口密度が多いのだ。

今、俺の部屋には、光、相馬、龍樹、霧街さん、の四人と酒場の会の志賀さんと荻田さんの二人。合計、六人が遊びに?来ている。

「この部屋、せまいのぅ」

狭くて、悪かったな。

「いいから、早くゲームやりましょ」

光は、連勝していて、機嫌がいい。

「もう、嫌だよ。さっきから、光、龍樹、荻田さんの三人しか、勝ってないじゃん」

この三人が強すぎて、ゲームが面白くない。

「なら、ポーカーなんてどうだ」

志賀さんが提案してくれた。

「そうじゃのぅ。負けた者が、罰ゲームでジュースを買いに行くことにしようかのぅ」

そして、三回勝負のポーカーが始まった。

トランプを配って…

「…ポーカーってなに?」

霧街さんの一言で、一時中断になった。

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