第10話日付を決めるのは難しい③

「なるほどね。本当に心当たりがないの?」

俺は光と相馬に今日のことを話した。

「うん」

「落ち込みすぎて性格戻っちゃってるよ」

光に注意された。

「アニキ。俺が直接聞いてきます!」

「やめんか〜」

「ぐはぁ」

相馬は、俺の家を勢いよく出て行こうとしたが光がラリアットで止めた。

体格差があるのにジャンプして、ラリアットしたのだ。

「流石はアニキのライバル…」

ばたりと相馬は倒れこんだ。

「よし。邪魔者が大人しく待ったところで。いい。こういうものは、他人に聞いてもらって解決したらダメ。自分で話をしてなんで怒ってるのか聞かなくちゃ」

光は驚くほど真剣に適切なアドバイスをしてくれた。

そのおかげで、なにをしたらいいのよく分かった。

「明日、桜井さんになんで怒ってるのか、ちゃんと聞いてみるよ」

光はそれを聞き

「わかったようね。それと性格が戻っていてなんか変よ。…後、明日は休みよ」

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