理久君とデート
私は屋台に戻ると理久君が一人じゃがバターを両手で持ちながらまるで
誰かを探して歩いて居るように辺りをキョロキョロ、
ふらふらしているので少し様子がおかしくも見えたけど。
「菜月さん?」
「理久君かのんさんと一緒じゃ無かったの?」
「菜月さんを探して」
ポツポツと急に雨が降りだし私と理久君と近くの時計台に避難。
時計台は静かで灯りは着いていたので二人でゆっくり階段を登る。
誰も居ないのでとても静か、手すりのある左側に理久君、私は理君の右側を
着いていく。
理久君は気のせいか顔が赤い。
「理久君もしかして熱でもある?」
「あっあのっ僕菜月さんに伝えたいことがあるので聞いて欲しくて
ごほっごほっ」
「ちょっといい?」
私が理久君のおでこを触ると熱があった。
「理久君もしかして無理してお祭りに参加してたの?」
「あっいえっこれは薬の副作用なので大丈夫です
それより、僕は菜月さんに」
ふらふらしていて近くの手すりに手を着いた瞬間
理久君は倒れ一瞬気を失う。
「理久君?」
私は理久君の倒れる前に支えたけど私の手の中で意識を失われた為
少し重い。
理久君を仰向けにすると。
「すっすいません菜月さん僕は、菜月さんの事が前から
み気になって居て、でも一度帰らなくてはならないので」
私には何が言いたいのか分からなかったなぜなら帰る為には
学園で半年か卒業をしなければ元の世界には帰れないと思っていたから。
「理久君は半年なの?」
「いえっ僕は半年たって居るので明日元の世界に帰ります
又入るには3ヶ月経たないと入れないので」
理久君はふらふらしながら部屋に戻ると一人で戻って行ったけど
心配だった、なぜならかのんさんが理久君の事を好きだった
可能性もあるから。
私はこの後、どうするか考えた。
時刻で言えばまだ六時連絡をするなら。
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