第3話
これまでに六度、異世界に召喚された経歴のある太陽という少年。
しかし太陽は、特に魔法に秀でていたり、剣技や武術が優れているわけではなかった。
そのため、コヨミは滅亡寸前である自分達の事情を話さなかった。
その代わりに「ごめんなさいっ、間違えました!」間違い召喚だという話にして、「えっと、お姉さん。人間だしそんな事もたまにはあると思います。元気出してください」少年になぐさめられた。
コヨミ自身の威厳は底辺に落ちたようだった。
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