第4話



 様々な場所を見て回った後、太陽達は城へと戻った。

 様々なお土産を持たされた後に帰還用の魔法陣の上に立たされる。


「これも、持って帰りなされ」

「こっちのほうが役に立つわ!」

「そんなにいらないよ……」


 珍しい宝物や、美味しい食べ物、楽しい玩具に、色とりどりの生物が描かれた図鑑、変わった種……。

 それらは抱えきれないほどだった。


 準備が整って、いよいよ期間となった時に、コヨミが何かを言いかけた。

 

「どうしたの?」

「何でもないわ……。またね」


 別れ際に、少し寂しそうに別れの言葉を述べたコヨミ。

 少女の笑顔を最後に見て、元の世界へと戻った。


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