第4話 KEMONO HAZARD

か「・・・・・・」


博「珍しく難しそうな顔をしているのです」

助「どうせくだらないことなのです」


か「あ”あ”あ”~!!!」

 「サーバルちゃんに襲われたいなァ!!!!」


博「うっさいのです!!!」

 「夜中にくだらないことを大声で叫ぶななのです!」

 「三人が起きてしまうのです!!」

助「私も博士に襲われたいのです」

博「コイツもどうしようもないのです!!!」


か「でも大丈夫! 安心して!」

 「計画を安全かつ確実に実行できる・・・」

 「最高の作品があるんだ!!!」


博「どこに安心すればいいのかわからないのです・・・」

助「ほう? 続けて?」


か「サーバルちゃんがアニメで食べていたあの赤い実・・・」

 「その成分を分析・改良し」

 「強い催淫性を持つ薬の開発に成功したんだ!!!!!!」


博「"開発に成功したんだ!"じゃないのです!!!」

 「なんでそんなことにしか頭を使えないのですか!?」

助「強い催淫性とは一体?」

博「助手ゥ!」

 「余計なことを聞いてはいけないのです!」


か「よく聞いてくれたね」

 「これはただの薬ではない、"感染する"薬!!!」

 「投与された者からほかの者へ、どんどん影響を与える!」

 「最終的には、辺り一帯がめちゃシコの世界になる!!!!」

 「まあ効果は数日程度だけど」


博「くだらないようで恐ろしいのです・・・」

 「全然安全じゃないのです・・・」

助「素晴らしい」

 「実行はいつなのですか?」

博「」


か「今夜」


博「マジですか」

助「博士、飲みましょう」

博「キャオラッ!!!」

助「(首の折れる音)」


か「はっはー!!!」

 「じゃあ準備をしてこようかなァ~~~~!!!」


博「おい!!! 待ちやがれ!!! なのです!!!」

助「行かせませんよ・・・」

博「うおおおおおおおおおお!?」

 「まだ動けたのかッッッッッッ!!!」

助「私だって・・・」

 「私にだって! 意地はある!!!」

博「捨てちまえ! そんな意地!!!!!!!」



か「ふふふ」

 「寝ているところに忍び込むなんて」

 「まるで夜這いみたいだぁ・・・(満足そう)」


サ「(急に来たので寝たふりをしている)」


か「かわいい」

 「・・・おっと、割るための水を忘れていた」

 「浮ついていけないなぁ ハハハ」




サ「・・・・・・」

 「びっくりした・・・」

 「食べ物探そうとしてたのばれたのかな?」

 

サ「これ・・・」

 「飲んでいいのかな?」



か「ふんふんふーん(ジャパリビート)」

 「さーあ、お待た・・・せェッ!?!?!?」

 「ま、待ってサーバルちゃん!!!!!!」

 「それ原液のまま飲んじゃダメな奴!!!!!!!」


サ「・・・」


か「あ、アハハ」

 「飲んでない、よね?」


サ「・・・みんみー」


か「」


サ「かばんちゃん! かばんちゃん! かばんちゃん!」

 「かばんちゃん! かばんちゃん! かばんちゃん!」

 「かばんちゃん! かばんちゃん! かばんちゃん!」


か「や、やべェ・・・」

 「目が据わってる・・・ 牙出してる・・・」


サ「狩りごっこしよ? カリゴッコシヨ?」

 「エモノは逃げないといけないんだよ?」

 「捕まえたらイッパイ遊んでタベチャウよ?」


か「(死を覚悟した)」




博「助手のせいで出遅れたのです!」

 「おい! 三人とも無事」


キ「あ・・・! 博士!! 助けて!!」


カ「おい」

 「ほかの女を見るな 私だけを見ろ」

 「私だけを 私だけを」

 「私だけの・・・」


博「かなりひどいことになっているのです!!!」

 「アイツは何をやらかしたのですか!!!」

 「キュルル! 今助けるのです!」


カ「近づくな」

 「ヤるぞ」


博「(死を覚悟した)」


博「・・・キュルル、来世で会うのです」

 「悲しいですが、これも定めなのです・・・」


キ「え? ま、待って」

 「助けて」


カ「あぁ・・・ キュルル」

 「私だけのモノに、私の色に染めてあげる・・・」


キ「(死を覚悟した)」




博「かばん! どこにいるのですか!」

 「お前がいないと収拾がつかないのです!」


か「こ・・・ ここにいるよ・・・」


博「そこかァ!!!」

 「うわヌルヌルしてる触りたくない」


か「サーバル用電動マッサージ機が無ければ・・・」

 「リアル食べちゃうにゃんされるところだった」

 「まあ、襲われたのは事実だから満足・・・」


博「勝手に満足するな!!!!!!!」

 「解除薬は当然作ってあるんだろうな!?」


か「ないよ?」


博「こ・・・コイツッッッッッッ!!!」

 「薄々感づいていたけどバカすぎるのです!!!!」

 「仕方ない・・・ 効果切れまでここを封鎖するのです」


か「頑張ってね☆」


博「・・・」


か「(首の折れる音)」




博「さっさと封鎖して、終わらせるのです」

助「博士」

博「助手ゥ! 居たんかいッ!」

 「早く来るのです! でないと面倒なことに・・・」

助「博士」

博「・・・」

 「助手、まさか薬を」

助「博士はかわいいですね」

 「頭の中は博士のことでいっぱいです」

 「抗えそうにありません」

 「食べていいですか?」

博「(死を覚悟した)」













---それから数日後


連絡の途絶えた研究所を心配したイエイヌが・・・


パークを揺るがす大騒動に巻き込まれることになる




KEMONO HAZARD 2


to be continued...

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