革命へ


とてもではないが

あの勢力に逆らうことは出来なかった

あの日、理想に燃え、立てた旗は

無残にも今、踏み荒らされている

しかもおれたち自身の靴底によって

だからおれはもう希望なんて信じない

あいつら微笑んで嘘ばかりつきやがる

殺すべきだね

同意は要らない

おれは立ち上がることにした

お前はまだその椅子に座っているのか?

居心地の良いその椅子で

ゆらゆらと眠るようにして起きているのか?

時計の針が指し示す場所には何も無い

後戻り出来ない場所でおれは自分の本当の名前を思い出す

あの日おれたちは終わった

だが終わってからの方がずっと長いのだ


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