美しい崩壊へ


視界に映る全ての物が

崩壊したがっているようにわたしには見える

自殺願望を主張し始めた

無言で頷いて同意した

わたしはその手伝いをしてあげる

「もう少し粉々になった方がいいね」

人形は黙ってこちらを見つめていた

だがあいつらはただそこにいるだけなのだ


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