床屋
床屋で
おれは話しかけられて困ってしまった
「今日は、お仕事は休みですか?」
「………えぇ、まぁ」
言葉を濁した
何しろおれはまともに働いていないのだ
「何の仕事をされているんですか?」
詮索が始まった
どうしておれがそんなことをお前に話さなくてはいけないんだ?
今日、初めて会ったばかりのお前に
だがおれの口は自然と動いた
「パソコン関係です」
また一つ自分が嫌になりながら帰宅した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます