わがみちやまとじ

相手の顔が見えないから

ネットは相手の顔が見えない。

これ、昔から問題視されていますよね。

メリットでもあり、デメリットでもある。

今日はメリットについて、最近思ったこと。

ちょっと暗い話です。

嫌な人は読まないでくださいね。

誤解もしないでくださいね、真面目な話で、相手の顔が見えないからなんでもOK！っていうことを書きたいわけではありません。

カクヨムに登録して1カ月、フォローしていただいたり、★をつけてくださった方のところにうかがって、同じく★や応援をさせていただくことはありました。

でもそういうつながりがなくて、全く初めての方のところにお邪魔して、

「この人、すごい！めっちゃすごい！！

こんなのを書ける人が素人さんでもいるんだ！！！」

と思っても、応援も★もする勇気がない時期がありました。

は？なにいってんの？と思われた方は、たぶん私とタイプが違うんでしょうね。

私が躊躇ったのは、その応援や★をつけた先のことです。

カクヨムを始めたすぐはなんとも思っていなかったのですが、ある日気づいたんです。

その「すごい」と思った人は、もしかしたら私のページに来て、私の拙作を読んでくださるかもしれない。

・・・その時どう思われるだろうか？

そう思ったら、クリックできなくなりました。

「あーひどい作品読んで時間潰しちゃったー！」とか思われたらと思うと、怖くて。

同じくレビューや応援を書けないこともありました。

自分なりのレビューが書けていても、作者の人にとって見当違いの内容を書いていたらと思うと、怖くて。

言ってみれば私は精神が子供なわけです。

人から否定されたくありません。

（否定って、指摘とかアドバイスではなくて愛がまったくないやつです）

でも褒められたいんです。

誰かとつながって、安心したいんです。

「わたしはわたし」

と、割り切れない、弱くてわがままな人間です。

現実世界でもそうです、意見は言いません。

個性も出しません。

子どものころはよくいじめられていましたから、私という存在が、だめなんだろうな、とか思ってしまっています。

だから、人目につかないようにしようと。

目につかなければせめて、嫌われないだろうと思ったんです。

でも、こんなに自分そのものを消そうとしているのに、なぜかやっぱり周りとうまくいかない。

メンタルもちょっとやられ気味です。

大人っていうのは個性がないとつきあえないんだよ、と言われました。

でも、埋もれよう埋もれようと5年ほど頑張ってきた私は、もう自分らしく生きよう、なんて、なかなか思えません。

どうすれば現状を変えられるでしょうか。

答えは見つかりません。

たぶん、当面私の人生の課題だと思います。

カクヨムを始めて、1カ月ほどやってきたわけですが、ネットは相手の顔は見えませんよね。

私が何を好きでも、嫌いでも、何を思おうと、何をしようと、直接コンタクトをとることはないわけです。

・・・なら、好きにしてみようよ、私。

消してきた好きも嫌いも、全部自由にしてみようよ、私。

もちろん浮き沈みもあり、積極的な時も消極的な時もあるけれど、でも、少しは変われるんじゃないかな。

そんなことも思ったりして、この「わがみちやまとじ」を書き始めたんです。